おもしろ科学くらぶ<テーマ:薄層クロマトグラフィー>
今日もおろしろ科学くらぶに参加しましたので、授業内容を紹介します。
今回のテーマは薄層クロマトグラフィーでした。
クロマトグラフィー(以下、TLCと呼ぶ)とは、いくつかの混ざった物質をひとつひとつの物質ごとに分ける方法です。
実験①は青汁の色素を薄層クロマトグラフィーで調べました。
写真①が左から、展開するための瓶、TLC、お手製のスポイトです。
写真②が青汁粉、写真③が青汁をスポイトで吸い、TLCに滴下し、展開中です。
写真④は分析結果です。
一般的に、植物の葉はクロロフィル(葉緑素)という緑色の色素があります。
写真④の写真を見ると、青緑色がクロロフィルa、緑色がクロロフィルbです。
この実験で葉緑素が2種類あることがわかりました。
写真①
写真②
写真③
写真④
実験②はバファリン(アスピリン、アセチルサリチル酸)にアルカリ水で加えて、
加水分解した結果です。
奥が元のアスピリンです。アスピリンの色はグレーです。手前がアスピリンにアルカリ水を加えた後の状態です。色が蛍光ブルーに変化しています。アスピリンを加水分解すると、サリチル酸と酢酸に分解されますが、サリチル酸が蛍光ブルーです。TLCによってアスピリンがサリチル酸に分解された事が確認できました。
※アスピリンやサリチル酸は目視できないので、紫外線を当てて確認しています。
今回の先生は化学が専門の方でした。